とある元ブロガーのYoutube動画に驚きました。
私は今年の秋からバイクに乗り始めたのですが、バイクに乗ると決めたことから、バイクのYoutube動画をよく見ていました。
初期の頃はバイクで人生が変わるという動画を何本も見て、それらの動画の影響をかなり受けました。ソロキャンプを始めたのもその影響ですし、いずれは日本一周の旅にも行こうと思っています。
私にとってはバイクはFIRE生活に不可欠な存在で、FIREしたらバイクを生活の中心に持ってくるつもりでいたのですが、昨日見た動画で考えが揺らいでいます。
こちらがその動画です。
脳筋ライダーさんという方の動画なのですが、正直、この方の動画はそれほど好きだったわけではありませんでした。編集が凝っていて、面白い動画ではあったのですが、あまり上品ではなく、どちらかというと苦手でした。
ところが、この動画はとても素晴らしい内容で、この動画を見て一気にこの方を好きになりました。
人間は社会的動物である
この方がこの動画の中でおっしゃっていたのは、こんなことです。もちろん、個人差はかなりあると本人も言っていましたが、彼の中ではこのような結論になったとのこと。
- 仕事をしない生活を続けていたら、虚無感が強くなった。
- 仕事をしない生活を楽しめたのは、最初の1,2か月だけだった。
- 人との関わりが激減して、社会からの疎外感を感じるようになった。
- この思いがボディーブローのようにだんだん効いてきた。
- たまの休みに楽しむからよいのであって、毎日休みだと虚無になる。
- 仕事で頑張った後の休みでは充実感を得られるのに対し、毎日が休みだと、劣等感や自己喪失感が得られる。
- 仕事を辞めると、頭を使う機会が激減し、その結果、言いたいことが頭に思い浮かんでも、うまく表現できなくなった。思考を言語化できなくなった。
- 仕事をすると、いろいろなシチュエーションで頭を使わざるを得ない。人間、頭を使わなくなるとダメになる。
- 人間はある程度の縛りや拘束があった方が絶対頑張れる。
- 生産性の薄い毎日を繰り返していると、虚無感に襲われる。生きていても死んでいる感覚。自己肯定感が薄まる。
- 人間は社会的動物。仕事を通じてでも人とかかわることが大事。
- 働かないのもしんどい。
- 働かない時間が長くなると、再就職する気力もうせて、無気力人間に成り下がってしまう。
- 社会とのつながりは、メンタルを崩さない限りは多少無理してでも、頑張ってでも残しておいた方が絶対に良い。
- 凡人は働いていた方が絶対に精神が安定する。
FIRE計画を見直すべきか、迷っています。
この動画で言っていること、とてもよくわかります。私がもし仕事を辞めたら、代わりに何かしらの生産的な活動をして社会との接点を持ち続けない限り、おそらく病みます。
若い頃、まだ独身で、彼女もおらず、休日を一緒に過ごす友人もいないような状態でしたが、その頃の土日は誰とも会話を交わすことがない日々で、とても辛い思いをしたことがありました。また、仕事でも、仕事が多すぎてこなしきれず大変なことよりも、干されてやるべき仕事がない日々の方が辛かったことがありました。
この動画を見て、その頃のことを思い出すとともに、自分がどんな人間だったかを再認識しました。
FIREは会社を辞めることではなく、新しい活動にシフトすること。
私の場合、ただ会社を辞めると確実に精神が病みます。一方で、自分らしく生きるためには、会社を辞める必要があるとも感じています。
ただ、単に会社を辞めても、自分らしく生きることはできない。
であれば、会社を続けながら、自分らしく生きるための活動を模索するしかありません。
このブログがその1つになるかもしれませんし、ならないかもしれません。
本当に2024年にFIREをするのか、その時が来るまで、引き続き考え、悩んでいこうかと思います。