投資はスポーツと同じ
私は投資はスポーツと似ていると思っています。
どういうところが似ているかというと、練習しないと出来るようにはならない、ということ。
本を読めば、知識を身につけることはできます。でも、それが実行できるかは別です。
私の感覚だと、本を読んだりYoutubeなどで情報を得ただけで、プロと同じトレードが出来ると思っている人は、水泳の本を読んで泳げるようになると思っている人と同じように感じます。
投資スタイルは人によって違う
また、これは投資スタイルにも言えると思っています。スポーツでいうと、フォームに似ています。
例えば、テニスだとバックハンドを片手で打つ人や、両手で打つ人がいます。グリップの握り方も薄い、厚いがありますし、テイクバックのしかた、スイングのしかたも人それぞれです。
どのフォームが絶対的に正しいということはなくて、その人のやりやすいやり方や、その人の体力にあったやり方があります。道具だって同じです。ラケットもプロ向けのラケットから、子供や老人が使えるようなラケットもあります。
同じように、投資についても、自分にあったスタイルは人それぞれだと思っています。
例えば、次のような2つの商品があったとします。
- 全く変動せずに、まっすぐに上昇するが、利回りは3%
- 大きく上がったり、暴落したりを繰り返すが、利回りは6%
こういった2つの商品があったとき、どちらを選ぶかは人によって違うのではないかと思っています。リスクを取る人は2.を選ぶでしょうし、リスクを取りたくない人は1.を選ぶでしょう。
人によっては、1円でも元本割れをするのが嫌で、国債しか買いたくない人もいるでしょうし、人によってはレバレッジETFや仮想通貨のようなボラティリティが大きいものでないとつまらないと感じる人もいるでしょう。
これは、やってみないとわからないことです。
スポーツだって、自分で経験して、たくさん練習して、そうしてはじめて自分なりのフォームが決まってくるものです。
大切なのは、さっさと始めること
なので、私は人に投資をすすめるときは、まずやってみることを勧めています。
いくら本を読んでも、自分のお金をかけて実践しないと身につきません。
納得行くまで理解してから投資すると言って、投資を始めない人は何も学ばないのと同じです。
投資の世界は身銭を切らないと、何も身につかないと考えています。
デモトレードなんてやるだけ無駄
同じように、デモトレードにも意味がないと思っています。
全く意味がないというのは言いすぎかもしれませんが、少なくともメンタルは鍛えられません。
投資判断にはメンタルが大きな影響を与えます。少額のときに正しい判断が出来ても、大金になると同じ判断をするのは容易ではありません。
ある人は、体育館で平行棒を難なく渡れる人も、高層ビルの間にかけた橋は渡れないのと同じだと言います。そのとおりだと思います。