面白い動画を見つけました
私はFIREするにあたって、したことに対する後悔、しなかったことに対する後悔にとても興味があります。
特に興味があるのが、FIREした人が、もっと早くFIREすればよかったと思うのか、もっと仕事をしてお金を貯めればよかったと思うのか、という部分でした。
お金を余らせて死ぬことはとてももったいないことと思いつつ、実際にそうなった人たちはどう思うのか、ということに興味があったのですが、今日見た動画にそのことが触れてありました。
自分の備忘も兼ねて、この動画で言っていることを書いてみます。
「若い時もっとお金を使えばよかった」とは意外と思わない
この方曰く、いままでに若い時にもっとお金を使って遊んでおけばよかった、という老人とであったことは一度もないそうです。
これは衝撃でした。お金を余らせている状態にある人でさえ、もっとお金を使えばよかったとは思わないなんて。
これはDie with Zeroの考え方を信じる私にはとても意外で、ほとんどの人はそういう思想を持たないのですね。
この方曰く、「資産を作ってきたからこそ今の余裕がある」という感情のほうが強いのではないか、と。なるほど、それはあるかもしれませんね。
「お金を使い切って死にたい」とは意外と思わない
これもまたショックな話です。Die with Zeroの考え方を持つ人は殆どいないということです。
ただ、この話のポイントは、高齢になってからそういう人はいない、ということです。(この方も、若い人はこういう考え方をする人は多いが、高齢の人はそう思わない、と言っています。)
つまり、高齢になると、お金を使いたいとは思わなくなるってことです。であれば、高齢になる前にお金を使ってお金を経験に変えておかないと、一生お金を使う機会がなくなるということです。
矛盾する2つの考えを受け入れる
この方は、矛盾する2つの感情を同時に持っており、それを受け入れたほうがよい、といっています。
その2つの感情というのは、
- 若い人が思っているほど、将来お金を使う楽しさは意外と小さい
- かと言って、高齢になってお金を軽視する人はいない
という2つです。
なるほど。これはそのとおりだと思います。
この方が喩えていたのは、「若い頃にもっとお金を使っておけばよかった、とは思わない」というのは、「明治大学に余裕で合格した人が、あとになってもうちょっと頑張って慶応大学に行けばよかったという後悔をすることはあっても、楽勝だったんだからもっと原宿で遊んでクレープ食べておけばよかった、という後悔はしない」ということ同じことではないか、ということでした。確かに、私も大学には余裕で合格しましたが、かといってもっと遊んでおけばよかった、という後悔はしたことないですね。
それほどお金を使うのは難しいといこと
この動画が伝えていることは、それほどお金を使うのは難しい、ということだと思っています。
私の場合は、40代でFIREして、その後50代の10年間で2000万円ほど旅行に使おうと思っているのですが、本当にそれだけ使えるのか、もしかしたら難しいのかもしれない、とそんなことを思っています。
また、50歳のときに持っているであろう2億円を、65歳になるまでに1億円まで減らそうと思っているのですが、これはとんでもなく大きなハードルで、達成不可能なように思えてきました。
でも、これが出来ないということは、それだけ余分に会社で働いていた、ということであり、それはそれでもったいないことのようにも感じます。(かといって、いますぐFIREすることも、奥さんとの約束もありできません。)
人生を最大化するために、どういう考え方を持てばよいのか、これからも試行錯誤を続けることになりそうです。