FIREについて思うこと

FIREする人は犯罪予備軍なのか?

またまた面白い動画見つけました

FIREについてのYoutube動画をよく見ているのですが、また面白い動画を見つけました。

なかなか過激なタイトルですね。

私、この方の主張はわりと好きで、共感して見ていた動画もいくつかあるのですが、今回の動画はちょっと共感できませんでした。

ざっくりと趣旨を列挙すると、こんな感じです。

  • 中高年ならともかく、若いうちからFIREを目指すなんてけしからん
  • それは単なる怠けだ。若者ではなく、馬鹿者。社会のお荷物、害悪。
  • 男は社会に属していないと自制心が弱まり、犯罪に走るリスクが有る
  • 若いうちは完全燃焼して、燃え尽くしたほうが良い。燃えカスになってから辞めるなら良い。
  • もし早期リタイアを考えるなら、50代以降にすべきだ。

うーん。言わんとすることはわかりますが、ちょっと同意できないですね。自分が50代で早期リタイアしたからといって、それが標準で、他人にもそれを勧めるのは違うと思います。

また、燃え尽きる、というのも違うと思います。セミリタイアを選択する人は、引退なんて考えている人は少ないでしょう。自分らしく生きるスタートと考えている人が大半なのではないかと考えます。セミリアイアから会社員時代より活躍する人が出てくるケースも多数あると思います。

FIもREも手段であって、目的ではない

この動画では、若者がFIREする理由が単に仕事をやめて怠けたいからだ、と決めつけているように感じますが、私はそれは違うと思っています。

特に、セミリタイアの場合はそうです。セミリタイアということは、なにかしらの収入を得る活動をしているということです。

おそらく、多くの方は自分が好きでもない仕事をやめて、以前の仕事よりは自己実現につながる仕事を選ぶのではないでしょうか。あるいは、ストレスの少ない仕事かもしれません。それの何が悪いのか?全く悪くない。私はそう思います。

やりたいことがある、でも、それでは儲からない。だから、副収入を得た上でやりたいことをやる。これがFIREの有りたい姿ではないか、そう思っています。

つまり、経済的独立(FI)も、早期引退(RE)も、好きなことをやる、自分の想うような人生を送るための手段であって、決して目的ではない、ということです。

確かに、たまに早期引退(RE)を目的化して、そのために経済的独立(FI)を目指す人がいますが、そういう人に対しては私も違和感がありますし、それは違う、と言いたくなります。

若者がFIREを目指すのは悪いことか?

この質問に対しては、私は決して悪くない、と思っています。

まず、残念ながらFIREを目指しても、ほとんどの人は経済的独立(FI)には到達できません。なので、FIREと言いながら、結局はセミリタイアというFIREとは異なるところにたどり着きます。

この時点で、この動画にあるような心配は不要です。

また、FIREを目指すということは、自分の力で生きていくことを目指すことにも繋がりますから、単に会社にしがみついてその価値観の中だけで頑張っていくよりも、人生経験として得られるものは多いのではないか?そんなふうに思います。

もちろん、うまくいかないリスクもあります。会社を辞めなかったほうが幸せだった人も多数いるでしょう。でも、そういった事も含めてその人の経験なのだと思っています。

人生は「行動」により切り開かれていくものです。行動したら、なにかしらの結果、なにかしらの学び、経験が得られます。それは会社を辞める、ということでも同じです。私の中では、会社をやめようと思っている場合、辞めないことよりも、辞めることのほうが「行動」と呼ぶにふさわしいと考えています。

 

 

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